自意識過剰かはたまた淡いナニかだったのか。

品行方正を絵に描いたような高校生活を送っていたドラに
ちょっと斜に構えた友だちがいった。
「知り合いがライブやるからチケット買ってっさ。一緒に行こうよ」

ライブ内容は
当時、解散しても人気の高かったBOOWYのコピーバンド数組による
BOOWYまつり(タイトルはこんなんじゃないよ、忘れちゃった笑)。

当日
お気に入りのローウェストのドット柄ミニ丈ワンピースを着て
生れてはじめてお化粧をして
生れてはじめてライブハウスなるところに入った。

そう広くない店内は
すでに同年代の男女がひしめき合っていた。
幾人か顔見知りの子もいたけど
みな思い思いにおしゃれしていて
制服の時とは違って大人びてみえたな。

「最前列にいこう」という友だちの誘いのままに
一番前で人ごみにつぶされそうになりながら踊っていると

あれは終盤近いバンドだったと思う
最前列左側にいたあたしの目の前で
ギターを弾いていた男の子が
あたしをじっとみたまま演奏してるのに気付いた。
知り合いかと思ってまじまじと見返したけど
どうみても知らないひと。
曲の合間
ボーカルのMCの間も
ずっとみてるから
場の雰囲気に呑まれてすっかり興奮してたあたしは
どこまでこの状態が続くのかオモシロくて
その子と目を合わせたまま踊ってた。
お互いの全体をみるんじゃないよ、目だけみてるの
演奏が聴こえないくらい集中してた。

演奏の終わり際
その子の口が動いた。

目だけに集中してたあたしは見逃して
一瞬視線が泳いだんだと思う
もう一度
その子がゆっくり口を動かした。

“まってて”

そう読み取れた。

急にわれにかえったあたしは
なんだかとてもコワくなって
知り合いの出番も終わって満足してた友だちと
早々に帰途についてしまった。


え?そのあとナニか進展あったのかって?
なにもありませんよ。
それだけです
つまんなくってごめんなさい。

以上
音楽って場の雰囲気や性格までも左右する力があるんだな~
すごいな~気をつけなきゃな~
としみじみ思い知った出来事でした(´・ω・`)

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